ぼさっとしているSORAI

子どもと走り回って考えた 文章練習ブログ

ムカつきたいという煩悩

 

 

 

 

日頃気になっていることに、奪い取るようにおせっかいをして

感謝の言葉もないのかと怒っている気持ちがあった。

自分がやりたいからやっただけ。

そういう行動原則で生きることがとてもいい。

しかし何かをするとき、もしかして感謝されちゃうかもなぁ

という淡い期待を抱いている自分がいる。

そんな自分がすごく嫌いだ。

 

自分がやりたいからやっただけと、心に思い直して気を引き締める。

俺はルールを守っているから、守らないやつのことが気に入らないと

常にイライラしている人間たち。

 

 この本で私が気になったことは「ムカつきたい」という煩悩のエネルギーであろう。

 

とにかく何かにムカつきたい。安全圏から正義の味方をやりたい。

気に入らないと言いたい。

報道記者のような、お前何様的な特権意識を持って快感を貪りたくなる。

心の中の裁判官が有罪と叫んでいる。

周りから見るとめんどくさい人に自分もなっている。

SNSやらを見回してけしからんと怒り

テレビを見て怒り

新聞を見て怒り

燃料を自ら探して燃やしている感さえある

 

真偽も確かめず伝聞の伝聞のような記事を見て怒り

グダグダと愚痴を垂れる。

 

他人を羨んで腐ったり惨めな気持ちになっている時

何であんなに気持ちいいんだろう。

あいつなんかより俺のほうが貧困だよって

貧乏合戦してる時、気持ちいでしょ。

 

 怒りやルサンチマンをエナジーにして燃やすと周りから人が逃げていく。

 助けてくれる、応援してくれる人がいなくなる。

 何でも自力で解決しなきゃいけな人生はスーパーハードモードを選択することだ。

 

ムカつきたいという煩悩は自身を焦がす業火である。焼かれて死ぬのは自分だ。